Maria
September 8, 2005
GN 1147 FD/MM/FM
マリア FD/MM/FM 3562 9/05
最愛のファミリーへ、
1.皆さんに神の祝福を! ピーターと私は皆さんを愛し、主に感謝し、毎日皆さんのために祈っています! 私たちは、主と、主の失われた羊たち、そして兄弟たちのために命を捨てたこのような素晴らしい仕事仲間がいるという祝福を授かっています。
2.ご存じだと思いますが、最近、メキシコ湾でハリケーン・カトリーナが発生し、アメリカ南部を襲って、アメリカ史上最大とも思える自然災害が多くの人々の死と惨害の爪あとを残しました。ここに、ニュースからまとまた概略を載せましょう。
8月の末、ハリケーン・カトリーナがフロリダ州を通過し、11人の死者と広範にわたる洪水の爪あとを残し、メキシコ湾に抜けた。ハリケーンはそこでカテゴリー5まで激しさを増し、風速約109メートルに達した後、わずかに威力を弱めてルイジアナ州湾岸に接近。ニューオリンズ市長は、この低地にある市を襲う史上最強の嵐を目の前に、48万人の住民に避難を命令した。市の標高は海抜マイナス3メートルに至る箇所も幾つかあり、片やミシシッピ川、片やポンチャトレーン湖からの浸水を防ぐため、堤防や運河、ポンプ回路に頼っている状態だ。
8月28日、カトリーナはニューオリンズに直進、その後、わずかに進路を変えて市の東部を襲った。何マイルもの低地が浸水し、家がぺしゃんこにつぶれ、230万もの人々が停電に遭った。また、ルイジアナ州湾岸、ミシシッピ州、アラバマ州では、少なくとも55人の死者が出た。
ニューオリンズ市は嵐の矛先から逃れたものの、その影響からは逃れられなかった。堤防にできた二つの裂け目からは海水が市街地の道路にどっと流れ込み、まだ避難していなかった何万という人々の命を危うくした。その多くは貧しい黒人だった。2万5千人以上がニューオリンズのスーパードームに非難したが、そこには水もトイレも電気もない。水かさが増す中、家の中や屋根、土地が高くなっている所に非難している人々も何千人といる。数知れない人が死亡し、死者は何百人とも何千人とも推定されている。
同市には災害の備えができていなかった。水かさが増し、市の80%が水に浸かり、食糧や水や避難所は不足し、略奪行為が多発した。略奪者は人気のないガン・ショップで武器を手に入れ、洪水に見舞われた市内をうろついて、欲しい物や必要なものを取っていった。わずかながらの乾いた土地では、男がナタを振るってカージャックをしていた。ある病院では、武装した略奪者が麻薬を手渡すよう医者を脅した。自分自身すべてを失った地元警察官たちは、武装したギャングに立ち向かって命を危うくするよりは、むしろ職務を放棄した。警察と国家警備隊は当初、需要やお粗末な指令系統や装備に圧倒され、武装した市民に立ち向かうのをためらった。
ニューオリンズは災害激甚地だった。警察と国家警備隊のパトロール隊は、水が溢れた街路に数々の死体が浮かんでいると報告した。嵐による濁流はポンチャトレーン湖にかかる二橋梁の橋を倒した。オイルタンカーは市の桟橋近くで座礁。数十カ所で垂れ下がった電線や破裂したガス管から火が吹き出し、市の地平線はその煙で暗くなった。ガス管からの炎が水面から吹き出している。家は焼かれたが、消防士は道路や高速道路が閉鎖されてそこまで到達できない。化学薬品の倉庫が爆発し、炎上した。街に溢れた水は有毒な化学薬品やガソリンで汚染されている。ニューオリンズのC・レイ・ナギン市長はこう言う。「現実とは思えない、まるで悪夢のような事態だ。ここから覚められればと願う。」
数日後には莫大な数の国家警備隊員が送り込まれたが、ニューオリンズがあとどれだけで復帰するか、長期的にどのような影響があるかは未知数だ。市長は完全避難を命じた。堤防の裂け目がふさがれてからポンプで水をくみ出す作業は数ヶ月かかるかもしれない。つまり、アメリカ全土にいる50万人にのぼると見られる人々はなお避難生活を続けるということだ。たとえ戻れたとしても、家は住める状態ではないだろう。ニューオリンズの木造家屋や木造建築物は全滅したかもしれない。全地域の損害は1千億ドルに昇る可能性もあり、アメリカ史上で損害額最高の自然災害になる。
この嵐はおそらくアメリカ経済に大きな影響も与えるだろう。ハリケーンで沖合海底油田のプラットホームが幾つか損害を受け、その地域の精油所が10カ所閉鎖された。そこで生産されるガソリンは、アメリカ国内の生産量の内、大きな割合を占める。南部でのガソリン供給が減るに連れ価格は高騰し始め、ジェット機の燃料貯蔵量さえ減りつつあった。経済学者たちはガソリン価格の高騰によって経済バランスが崩れ、景気後退が起こると警告している。
その上、ニューオリンズ港はアメリカ最大、世界で5番目の港だ。それが現在、機能停止になり、輸出入が止まっている。来月辺りから収穫が始めるので、普段なら作物を荷船に載せて河口まで輸送したミシシッピ州の何千何万という農家は、はるかに高いコストをかけて、もし見つかればだが、別のルートを見つけなればならない。
ハリケーン・カトリーナが長期的にどのような影響をもたらすかはまだわからないが、一つはっきりわかることがある。あれは並のハリケーンではなく、その影響は、これから何ヶ月、何年にも渡って続くということだ。[注:ニューオリンズ市がアメリカの経済にとってどれだけ重要であるか、また、ハリケーンの後に予定されていた6日間の「ゲイ・プライド」というイベントや、「アメリカのブードゥー教メッカ」という評判を含む同市の「ソドムとゴモラ」的ライフスタイルについては、このGNの最後にある同タイトルの記事を読んで下さい。]
3.ハリケーン、台風、サイクロンは世界中でよく起こるもので、その影響は多くの国に大惨事をもたらします。私たちは被害を受けた人たちに心から同情します。そして、ファミリーはよく何らかの救援活動を行いますが、災害のたびにそれについて祈ることができたわけではありません。けれども、ハリケーン・カトリーナとその壊滅的な影響について聞いた時、おそらく主はこのハリケーンとその意味について何か大切なことを語りたいのではないかと私たちは思いました。何人かの経路が、どうしてこのハリケーンが起こったのか、どのような意味があったのか、ファミリーにとってどのような意味を持つのか、私たちはどう反応すべきなのかといった質問を主に尋ねました。すると、主はそれについて多くのことを語ろうとしていたのです。事実、主のメッセージの数々にはとても似た点がたくさんありました。主は、別々のユニットにいて他の人がどんな預言を受け取っているかを全く知らない人たちを通して、何度も幾つかのポイントや原則を裏付けられました。これから、主の啓示的な答の抜粋を載せましょう。
4.まず、なぜこのハリケーンやその結果として災害が起こったのか、それにはどのような意味があったのかを見ていきましょう。この二つは関係しているからです。御心ならこのレターを素早く皆さんに届けられるよう、下のメッセージで私はあまりコメントを付け加えていません。
5.(イエス:)愛する人たち、アメリカは義なる裁きを受ける。アメリカは自分が蒔いた傷と悪すべてゆえに、裁きを受けなければならない。アメリカはこれを悪夢と考えるが、本物のアメリカの悪夢はこれから将来もっと悪くなる。
6.誰が見ても、これはわたしがダビデに与えた「都市の死滅」に不気味なほど似ているではないか? 災害が襲い、黒人や貧しい人たちは市の中心に残され、生き残りのために戦う。混乱、不潔さ、必死さ、無政府状態、死で満ちる。わたしはダビデに将来の出来事をかいま見させた。アメリカの終わりの幕開けの予見を。食糧も水も、電気も下水設備もなく、人々は通りやハイウエーになだれ込み、生き残ろうとして動物のような生活をしている。今は、そのような状況になったらどうなるだろうと想像するまでもない。さらには、ダビデの予見のようになるのだろうかと思うまでもない。ニューオリンズは、下降するアメリカについてダビデを通してわたしが与えた警告の預言の、もう一つの成就だ。
(「都市の死滅」より:)
都市にいる人が突然、誰も食糧を買えなくなり、水道が止まり、下水が流れなくなり、電気が止まったなら、どうなるか想像がつく。完全な混乱、完全な騒ぎになる! 人々は食糧を求めて殺し合うだろう!
災難が起こった時・・・彼らは銃やナイフを持って出かけ、力づくで[食糧を]手に入れる!
ビジョンで、私は彼らが大都市から続々と出てくるのを見た・・・ハイウエーで田舎へ、そして中西部、西部などへ続々と流れていくのだ。
あなたは蒔いたものを刈り取る。初期のアメリカは奴隷制などのものを蒔いたのであり、アメリカはそれを刈り取る。アメリカの奴隷がアメリカを乗っ取る。そして、アメリカは彼らに主と救いを与えなかったので、彼らは奴隷に逆戻りする。
食糧と水がなければ、[都市は]一週間も持たない! 食糧や水が手に入らず、下水を処理したりトイレを流したりできない都市に、どれだけ多くの人々が留まるだろう? 彼らの都市はあまりに無防備で、人工的な生き残り手段、電気、ガス、下水、水道、輸送された食糧などに完全に頼っているので、最初に駄目になるのは彼らだ!(ML #373:22,27,28,30,70)
7.そして、地球は? 地球の健康はどんどん衰えている。世界中の科学者たちが、不可逆的気候変動期に入ったのではないかと恐れている。だが、それはこの災害が襲った理由の一つに過ぎない。地球の物質的現象、これらの警鐘的な気候の変化や自然災害は、その下に潜む本当の病の表面的な兆候に過ぎない。ずっと昔にダビデが言ったように、霊的な下界が物質的な世界を支配している。実際は、戦争、ビジネス、政治という、この世界を支配している「死の三角形」が、サタンの座である冥府から支配し、あおったのだ。そして、あの死の三角形は人類を滅びの道に旅立たせたばかりか、人間を自然のクラッシュ・コースに置いた。
8.アメリカはただ、自分が蒔いたものを刈り取り始めたのだ。霊の世界と物質の世界を治めている霊的原則に特別扱いはない。例外は一切ない。アメリカは国から国へと舞って、戦争マシンで大惨事や破滅をもたらしている。そして、今はその報いを受ける時だ。
9.アメリカはサイクローの尾に刺されたのを感じ始めている。わたしが予言したように、地と海と大気が動揺しているのだ。それでも、地球は罪の重みであえいでいる。物質的観点からこの災害を見るなら、これは地球温暖化の直接の結果だ。霊的観点から見ると、アメリカは風を蒔いてつむじ風を刈り取っている(ホセア8:7)。堤防は差し迫った災害からニューオリンズを守だけの強さはなかった。ニューオリンズの霊の壁も同じだ。それらは飛砂のように弱い。アメリカの積み重なった罪の重みと共に、共に沈みつつある。
(イエス:)12月26日、つまり地上でのわが誕生の祝いが終わって24時間もたたない内にこの災害[アジアの津波]は起こった。そして、その日、地獄はサイクローとその軍勢を吐き出した。これは、通常の海底地震ではない。この日、地獄の奥底からものすごい轟きが聞こえ、サタンが洞窟の扉を開くと、そこからサイクローとその軍勢が飛び出してきた。地上とそこに住む人々に触れ、傷つけるために今、その力が解き放たれた。サイクローの時が始まった。そして、最後の日々が全地上で始まる前に、地球と自然力は大変動と破壊に動かされなくてはならない。
もうすぐ地上で何が起こるか、わたしは告げなかっただろうか? 悪鬼の軍隊が整列し、この世に送り出されるというサタン自身からの命令を待ちながら編隊を組んでいるビジョンを示さなかっただろうか?(「霊界の新しいパワー」ML #3522:150-154, GN1113) この日、その軍隊が送り出されたのだ。そして、地獄がわたしやわが終わりの時の軍隊である再生された花嫁の攻撃軍への怒りを露わにすることによって、地球自体もよろめき、動揺し、地面が開かれたのだった。サタンはその報復として、大部隊を結成したのだ。
サイクローは送り出された。サタンの手下であり、海や陸、大気、自然力における力が与えられている。今からは地上で大混乱が始まるだろう。サイクローが解き放ったこの地震は、予告されていた肉の世界と霊の世界の融合化の一歩だからだ。(ML #3528:218-220, GN 1122)
10.だから、科学者や気象専門家たちが予告していたことが今、起こっている。だが、アメリカは身を正して自覚するだろうか? おおかた違うだろう。アメリカは偽りの無敵さと目に余る傲慢に夢中になりすぎているからだ。
11.終わりは始まった。ドミノがもう一つ倒れたのだ。このドミノは次のドミノに向かって倒れ、それもすぐに倒れて、アメリカの崩壊に向かって次々と倒れていくだろう。
12.これらの気象の変化でさえ、アンチキリストに利するようになっている。この差し迫った自然界の破滅から世界を救うという約束ほど、世界征服や世界追従、世界平和のために格好の基盤があるだろうか? 世界は彼の足下にある。
13.そして、ああ、アメリカはどれほど石油を愛していることか! アメリカはそれに依存しており、最悪なことに、自分自身よりも石油を愛している。その石油が次から次へと人の命を奪った。アメリカは贅沢さや浪費、戦争を土台に邪悪で倒錯した経済を築いたのであり、これからわたしが取り立てをする。アメリカが戦争マシンにつぎ込んだ石油は黒くではなく、血のように赤く流れる。わたしには、それ、つまり石油が流した無実の人々の血しか見えない。だから今、わたしはアメリカの権力欲や、人命への甚だしい軽視の核心に打撃を与えた。アメリカの石油産業だ。今からアメリカは他人に与えた苦痛のほんの一部を感じるが、これからの年月、アメリカ国民に及ぶ反動や苦痛は莫大なものとなるだろう。
14.愛する人たち、終わりが来るには、これらの悲しみやさらに多くの悲しみが起こらなければならない。わたしはそれを深く悲しむものの、アメリカが他人に加えた苦痛ゆえに、このバックスライドした娘を裁き始めなくてはならない。体が不自由になり、命を拒まれた人たちの叫びがずっと前からわたしの耳に届いており、今、わたしは国全体を裁き始めなければならない。その国にはわたしを愛するわが子らがたくさんいるものの、全体的に見て集団的な罪から顔を背けており、しかも多くの場合、自分以外の命を甚だしく軽視しているゆえに、わたしは裁きの手を下さなければならない。
15.これは悲しみの始まりだ。その後、大いなる悩みが訪れ、そして今のようにアメリカの終わりが来る。今ニューオリンズ市に見えるものは、国中の都市に次々と起こることの断片に過ぎない。花嫁たち、その時は間近だ。だから今からでも備えなさい。大いなる収穫の時は間近だ。(以上、メッセージ)
16.(質問:)主よ、あなたはここ数年間、何度か「これは悲しみの始まりだ」という言い方をされました。これらの悲しみが実際に始まったのはいつなのですか? このハリケーンはその続きなのですか?
17.(イエス:)アメリカの悲しみは、心の内でわたしに背いた時から始まった。多くの者は口先ではわたしに近づくものの、心はわたしから遠い。物質至高主義、利己的さ、戦争という神々を追求したのだ。
18.わたしが数々の出来事のことを「これは悲しみの始まりだ」と言う時には、昔の弟子に語った時のように話している。わたしはこう言った。「民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。またあちこちに、ききんが起り、また地震があるであろう。しかし、すべてこれらは産みの苦しみの初めである」(マタイ24:7,8) つまり、これらすべての出来事は、より深い悲しみ、より大きな災難や災害の前兆なのだ。すべてが正確に同じ時に起こったのではないが、すべてはさらに悪い出来事が起こるというしるしだった。
19.ゆえに、アジアの経済崩壊、9/11事件、SARSの発生、そして今では大惨事を起こしたハリケーンは、悲しみの始まりだと言える。それらは、さらに悪いこと、つまり広範囲にわたる経済崩壊、より破壊的なテロ行為、さらに致命的な病気の発生、さらに大きな自然災害などが起こる前触れだからだ。これらはすべて悲しみと、終わりの時に起こるより深い悲しみの始まりであって、世界はそれを悲しみの時代と見なすだろう。終わりの時は不義や不信心が増す時代であり、ゆえに邪悪な行いをする者たちや神を敬わない者たちへの惨事が増える。だが、わが花嫁であるあなたがたは、上を見て、わが保護と、あなたのあがないの日が近いことを喜ぶことができる。(以上、メッセージ)
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20.(ダッド:)ニューオリンズの状況は、私が「都市の破滅」で見た夢の成就だ。無政府状態だ! 国家警備隊も十分いないし、略奪や発砲事件が起きている。これを見ると、一瞬のうちにどうなりうるかがわかる。彼らは平和や安全について考え、語っているかもしれないが、突然に滅びが訪れる。
21.この災害はアメリカの裁きの一部であり、アメリカの最後に向かう大きな一歩だ。ダメージや経済的損失は今までで最悪だ。アンチキリストは、彼の計画とプログラムの到来に向けて、この出来事をも利用する。まず津波で、今回は裕福な国が、しかも激しく襲われたのであり、おごり高ぶっていたアメリカは卑しめられるだろう。時は終わりの出来事に向かって加速している。(以上、メッセージ)
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22.(イエス:)わたしは預言者ダビデを通してファミリーにアメリカの悪夢を数多く啓示した。ニューオリンズでのこの出来事もまたその一つだが、ただし、これは夢ではない。悪夢が現実になったのだ。わたしがダビデに与えた言葉や絵像が現実となった。ダビデはそれを見て、予言し、今、それが成就した。
23.ダビデは洪水を見た。人々が閉じ込められ、交通渋滞が生じ、人々が必死になって都市から逃げようとしているのを見た。彼は人々の顔に恐れを見た。また、暴力や自警団員を見た。緊急事態下で人々が思い切った処置に頼るようになるのを見た。彼は死と滅びを見た。停電や断水、欠乏を見た。彼は惨害、人命の損失、物品の損失、土地の損失を見た。石油情勢を見た。生じる問題をだ。彼は経済的反動を見た。アメリカの破産を見た。アメリカが破滅するのを見た。彼はアメリカが破産するのを見た。ダビデは見て、それを告げた。わたしは彼に多くの夢やビジョンを与え、そこで彼はアメリカが破滅するのを見た。彼はそれを「アメリカの悪夢」と呼んだ。そして今、この夢が具体化しつつある。これはこの大国にもっと悪いことがもう一度起こるという前兆だ。
アメリカについてダッドが見た悪夢や警告の夢には以下のようなものがあります:
24.ダビデはアメリカがバラバラになり、すべてが崩れて行くのを見た。彼はアメリカがよろめいているのを見た。彼はかつて偉大だったアメリカ合衆国のすべてが、しかも国自体が壊れているのを見た。
25.ダビデはそれを見て語った。そして、彼の言葉は真実だ。現在、あなたはアメリカの悪夢の時代にすっぽり入っている。それは最近始まったばかりではない。ルイジアナ州とミシシッピ州におけるこの現在の状況は、アメリカの悪夢という歴史物語の次の一コマ、次の章に過ぎない。
26.どうしてこれが起こったのかと尋ねるのか? 愛する人たち、これは予言されていた。わが言葉は成就された。アメリカの罪がその身に戻ってきた。起こることはどうしても起こるものだ。そして、刈り取りが行われている。アメリカは堕落を蒔いたので、その結果を刈り取っている。そして、花嫁たちよ、これらの出来事は、人々の選択ゆえなのだ。彼らがわたしの方法を無視すること、わたしではなくマモンに仕えること、地球を汚染すること、柔和で貧しい人たちを踏みつぶすことを選んだからだ。このすべては、わたしを無視することを選んだ人々の意志によって起こっている。
27.ニューオリンズのこの災害の意味は何か? それは赤と白と青(アメリカ)の崩壊を意味する。アメリカが崩壊している。アメリカは崩壊しつつあり、今後もこの強力な打撃による影響の重みと圧力によって崩壊していく。裁きのひき臼はゆっくりとだが確実に回る。この清めはあなたがたが知っている終わりの時まで続くだろう。
28.あなたがたの間には預言者がいた。愛する人たちよ、わが言葉は成就する。わたしを忘れた者たち、わたしの警告を無視しわたしのやり方に背を向けた者たち、地球を汚染し罪なき者たちに惨事をもたらす者たち、その心にわたしのかけらも有しない者たち、お金を愛し虚栄に奔走する者たち、わが子らを迫害する者たちは、自分の蒔いた物を刈り取るだろう。これは刈り取りであり、始まった長い刈り取りの次の段階である。
29.この世の多くの人たちがすでに、この災害をわが手による裁き、天災、罪への天罰と見ている。そのように考えてよい。だが忘れてならないのは、裁きは選択によって決まるということだ。このような結末をもたらしたのは、わたしではなく、人々の意思だ。人々の意思により、こういった事が起こる。アメリカは生態環境面ばかりか、偽りの教義と冷酷な扱い、地上にはびこる暴力、世界をお金で汚すこと、そのプロパガンダ、メディア、映画、音楽、忌むべき行いによって地上を汚した。そしてついにつけを払う時が来た。(以上、メッセージ)
*
30.(イエス:)あなたがたが見ているのは、来るべき事の前触れであり、影だ。この出来事は単に嵐が多くのホームレスや屍を生じさせただけでなく、知っての通りアメリカの終わりの始まりだ。砂上の楼閣はそのライフスタイルと共にまさに崩壊しつつある。この国の住民は、わがままなわが子たちが「豊かな生活」と言うものにはまりこんでしまった。時のしるしを見極めていなかった者たち、虚栄に生き続けていた者たち、太り、贅沢をしていた者たち、心の中で「私は女王の位についているから悲しみを知らない」と言う国にとって、それは突然やって来た。
31.これは刈り取りの始まりであり、アメリカがこの地上に蒔いてきた死と破壊の刈り取りだ。しかし、ここでは終わらない。多くの人たちが言うこの「天災」は、今後も多く続くだろう。それらは高慢で横柄な者たち、つまり、わたしの名によって呼ばれながらわたしを知らない者たちを引き下ろす触媒として働く。わたしを知っていれば、彼らはわたしが命じたことを行っただろうし、苦しむ人たちに慰めをもたらし、抑圧者を解放し、病む人たちをいやしただろう。だが、逆に彼らはわたしに背を向け、自分のわがままな道を行った。だから今、わが手は彼らを懲らしめ、低めざるを得ない。
32.この地に住むダビデの子供たちは、これからの闇の時代に本当に備えるべきだ。闇が日ごとに増しているからだ。刈り取るべき収穫に備えなくてはならない。わたしの前に身を低くし、正義と真実を探そうとする者たちの刈り取りだ。歪んだ邪悪な国でわたしの光として輝くように、またそれによって多くをわたしに連れてくるように、物質的にも霊的にも備えなさい。(以上、メッセージ)
*
33.(イエス:)わたしは、わたしを呼ばわる者には決して背を向けない。だが、それでわたしが裁きを止めるわけではない。その裁きは下さなければならない。
34.アメリカの破滅は定められている。わたしは彼らの体制のへそをねらってこの暴風をたたきつけた。これによってすぐに倒れ伏す事はないが、そこに回復不可能な影響を残す。
35.ニューオリンズは小さな市かもしれないが、アメリカの資源を枯渇させる渦のまさに「へそ」になる。この市は、この国にもたらす富ゆえに崇敬されていたが、今ではこの国の富を枯渇させるので忌み嫌われるだろう。
36.ニューオリンズの洪水の間、技術者たちは、市内に水が入り込まないように堤防の漏れを防ごうと土嚢を投げ入れていたが、その試みは無益だった。土嚢は落ちてすぐに流れ去ったからだ。アメリカはニューオリンズを修復するためにお金を投げ込むだろうが、その結果もそれと同じになるだろう。お金はその渦に吸い込まれていってしまう。(以上、メッセージ)
*
37.(イエス:)愛する人たち、これは悲しく、心痛む状況だ。ニューオリンズの被災者たちは他の者たちによる愚かさと近視眼的見方によって苦しんでいるからだ。このハリケーンはわたしの裁きの一環だ。だが多くの意味で、この洪水は人が自ら起こしたものだ。彼らは洪水地帯の真ん中に自然に逆らってニューオリンズという町を建設することで、墓穴を掘った。
38.その地は何千という人たちの墓場となった。彼らはわたしに殺されたのではなく、自分たち自身に先見の明がなかったことによって死んだのだ。彼らは何十年も洪水と戦ってきた。ずっと「何事も変わらず続いていく」と言って。さて、全てがいつもと変わらず続くのではない。水は今までになかった程の勢いで流れ込み、人が頼り、執着していた世界は水で覆われた。そのようにして彼らは滅びた。あたかもノアの時代の人たちのように。
39.住民も観光客も飲めや歌えのどんちゃん騒ぎをしていたが、彼らは破滅の縁に立って暮らしていた。ニューオリンズはパーティ・シティー、酔っぱらいと享楽の退廃した町として知られていた。彼らの喜びはむなしく、彼らの楽しみとパーティは、彼らが踊っている音楽のように無意味で耳障りだ。そして多くの人たちにとってそこで送る生活はそれらのパーティと同じくらい無益で無意味であった。生きる苦しみを和らげるものでしかなかった。
40.市内にはわが子らも多くいた。そして、わたしは彼らを保つか、わたしの下に連れて来るかのいずれかをした。そこにはもはや死も悲しみも涙も痛みもない。彼らにとって、全ては終わった。このハリケーンでニューオリンズがこれ以上の被害を受けなかったのは、彼らの祈りによる。暴風の勢いが増すにつれ、彼らの熱心な懇願はわたしまで立ちのぼった。だから嵐は最後の瞬間にコースを少し変えて、市は完全なる猛威からは免れた。だが、確かに洪水には襲われ、長年にわたってどんどん積もりに積もった不義と同じだけ水かさが増し、ついに溢れた。
41.わたしは愛情深く恵み深い神だ。わたしは自分自身の者を心にかけ、顧みる。だからこそ、わたしはこの突然の破壊である嵐、ハリケーンのコースを変えた。そしてこの市が受けたであろうもっと大きな災害を避けた。そしてわが子らに逃げる機会をもう一度与えた。だがこの破壊はアメリカと聞く耳を持つ者に対する、「全てがいつもと変わらず続くことはない」という警告でもある。これは温情による警告であり、人々に、この悲劇にあって自分たちの人生と価値観とライフスタイルを見直すようにという呼びかけだ。彼らはこれからも外で飲み食いし、陽気に騒する一方でわたしを無視し、さらには反抗に向かったりするのだろうか? どうして彼らは死に向かうのか?
42.わたしは彼らをわが腕に集め、わたしの翼の下で保護しようとし、かたわらに集めようと望んだ。そしてわたしは昔のわが民のように、その冷淡さと心の頑なさを嘆く。長い間のなれ合いにより、彼らはわたしに無関心になり、わたしの声に無感覚になり、わたしや他人を愛することを知らないか無頓着になった。彼らの多くがそれ以来ずっと長いこと、神に信頼する国民から、富と物質と軍事力に信頼する者になった。
43.アメリカはこれまで、経済的にも軍事的にも数々の戦争を起こし、多くの貧しい国々に荒廃をもたらした。今、アメリカは同じような荒廃に苦しむとはどういう事かを味わっている。市は破壊され荒廃して無政府状態となり、街には略奪があり、当局は力を失い、食べ物も水も避難所もその他の必要物も不足している。目を開いて見、耳を開いて聞き、学ぶ者には教訓がある。それは基本的なレッスンであり、その原則はわが言葉に繰り返されている。神は侮られるようなかたではない。人は自分のまいたものを刈り取ることになる。わたしはおのおのの人、すべての国にその道にしたがい、その行いの実によって報いをする。わたしは、実際のおこないに応じて、それぞれの人と民に報いるであろう。(ガラテヤ6:7、エレミヤ17:10、マタイ16:27)
44.ある者たちは30倍、また別の者たちは60倍、またさらにある者たちは100倍というように、良くやっている者が大いに報われるというのは、公平で愛情深い原則だ。そして、悪を行う者たちはただその悪行に従って報いを受ける。わたしの裁きは恵み深く、愛情深いからだ。それは道を誤った子供を、心痛めつつも罰しなくてはならない父親のようだ。だが彼はその体罰がその子の振る舞いに永続的な変化を生むきっかけとなることを願う。
45.だからアメリカは気をつけよ。すべてがいつも通り続くことはない。9月11日が、アメリカも人々の怒りに無関係ではない事を示したように、今度のことで、彼らは自然の猛威に対しても無関係ではいられない事、あるいは個人としてであれ国家としてであれ、彼らも罪の裁きを受けることに例外はない事がわかったはずだ。ひどい王と邪悪な政府は、その国を問題とさらには破滅へと陥れることがある。昔そうであったように今もそれは確かにそうだ。
46.その国にいるわが民は、口先や外見だけでなく、心から再びわたしに立ち返らなくてはならない。わたしはどんな嵐のさなかにも平安をもたらし、猛威を振るう自然の威力からの逃れ場をもたらせる。また、時には「主よ、主よ」と叫ぶのに、心が頑なでわたしの声や言葉を聞かない者たちに必ず及ぶ裁きから、わが民を守れる。愛する人たち、わたしの下に来なさい。千人はあなたのかたわらに倒れ、万人はあなたの右に倒れてもあなたがたはそこに避難所と平安と安全を見いだす。(以上、メッセージ)
47.(ママ:)先ほどの主のメッセージに、アメリカが他の国々に行った破壊行為と、このハリケーンがもたらした破壊とを結びつけたものがありました。次のメッセージで主は私たちの経路の一人の質問に答え、それについてもっと具体的に言われました。
48.(ファミリー:)主よ、私は、「裁きの鍵は抑圧者たちの不義を測り、その暴力の杯が満ちた時、鍵は彼らがまいた問題を7倍にして彼ら自身の頭の上に注ぐ」という、この鍵の約束について質問があります。アメリカ軍はファルージャなどのイラクの町々に侵入し、完全に破壊し尽くしました。あなたはアメリカ人たちが他の人たちにどんな仕打ちをしているのかを自覚させるために、同じような苦痛をもたらしたのでしょうか。
49.(イエス:)これまで長い間、アメリカ人たちによって痛みと苦痛が他の人たちに注ぎ込まれた。近年では、アメリカがその富を維持しようとあせっていたため、それが増加した。アメリカは貧困者たちを助けずに、征服し破壊した。そう、わたしはアメリカが他者に与えた痛みを幾らか感じる事を許した。だがアメリカはそれを心に留めないだろう。
50.アメリカのクリスチャンたちはわざわいだ。彼らは砂、アメリカ・ドルの砂のバケツに頭を深くつっこんでいる! 彼らはお金の神を崇拝しているので、わたしの真理を見ない。自分たちの目を通してしか世界を見ていない。金の亡者たちがつけた眼鏡を通して。彼らはそうやって世界を見る事に満足し、貧しい者たちを踏みつけていながらそれを気にも留めない。
51.彼らが他の人たちを破壊していなかったら、この災害はなかっただろう。わたしは引き続きニューオリンズを災いから免れさせておくこともできた。だが、アメリカ人たちが他の人たちに災いと破壊をもたらしたので、わたしも重要都市に災いと破壊をもたらした。そしてこれは始まりに過ぎない。
52.世界を、その手に握るドルの札束でしか見ないアメリカ人は災いだ! やがてそれはすべて無に帰し、彼らの体制は倒れ、彼らもそれと共に倒れるだろう。
53.アメリカに将来はない。その破滅は定められている。今はそれを認め、今それが起きているかのように振る舞うべき時である。この国は倒れるが、それは突然やって来る。それによって、終わりの時のしるしを気にも留めなかった全世界の者たちにパニックが引き起こされるだろう。(以上、メッセージの終わり)
54.(ママ:)主はもう一つ、アメリカに対して裁きの御手を下された理由は、ファミリーに対する最近の新聞記事や雑誌の記事やテレビ番組などでの中傷と迫害であることを指摘されました。他の国々でも記事は出ていますが、ほとんどの嘘や言いがかりはアメリカで広まっており、そこから発信されています。主はそれを喜んでおられません。
55.(イエス:)わがファミリーはこれらのわが手の働きを心に留め、励みとすべきだ。だからといって、他の人の苦痛を見て喜べという意味ではなく、このようなわが働きが多くのわたしの約束の成就であることを裏付けるものであり、その他の多くの約束も間もなく成就されるという警告であると思うべきだ。
56.この出来事と、やがて起こるこれと同じような出来事は、わが手による邪悪な国への裁きだ。そこは数々の罪の中でも、あなたがたを拒んだ者たち、あなたがたの働きをさげすみ、公にあなたがたのメッセージをけなした者たちの巣くつである。アメリカ国民の思考様式は、心が頑なで、無情、そして暴力的で、利己的で、辛辣、「自己中心」で甘やかされ、腐敗しているので、あなたがたの誹謗者にとって嘘や誇張を吹き込みやすく、マスコミは受容的観衆を見いだしやすい。この嵐はわが手による復讐と裁きとして見てよい。ある国の国民がわが預言者をそしる時、わたしはそれを喜ばないからだ。
57.この災害が影響を及ぼしたのは、命や人生に直接の影響を受けた人たちだけではない。これは次第にアメリカ全土に影響を及ぼし、彼らを奮い立たせ、深く考えさせるものとなる。わたしがこの国を罰せざるを得なくなった理由は数えればきりがないほどになったが、一つ最も際だち、最近犯された罪とは、あなたがたファミリーに対するマスコミでの扱いだ。
58.あなたがたを攻撃することでわたしを攻撃した者たちには、わたしは復讐し、裁きを下すと約束したが、これがそれだ。それだけが理由でこの激甚災害が起きたのではないが、あなたがたに一番関係する理由はそれだ。報道によってあなたがたをけなし、山ほどのあざけりと迫害をあなたがたに下す国民に向かって、わたしは行動を起こす。
59.その地にはあなたがたを拒まなかった人たちが大勢いることは知っている。あなたがたを受け入れ、嘘を見分けて真理のために立ち上がった人たちをわたしは祝福する。わたしは裁きの神、正義の神だ。だからわたしは損をしてでも真理を選択した者たちを顧みる。彼らは嘘を見過ごし、中傷を拒んだ。だが、この国全体としては間違った選択をした。彼らは、不義と嘘に直面した時、その目を閉じる事を選んだという罪と利己的さにより、徐々に卑しめられていく。彼らは適切な選択をしなかったので、わたしは彼らを裁かなくてはならない。
60.わたしはまた、ダビデの子供たちの多くが、この国の罪と悪により、そこを去るように再び示している。天災と人災の両方により、一層大きな災害がこの国に臨むからだ。あなたがたの働きが受け入れられ、真理に対してそれほども心頑なでなく、あなたがたの仕事の嘘や中傷をしきりに聞きたがることがない人たちに仕えられる場所を見つけるよう、あなたがたを促す。ここに黙示録の召命を繰り返したい。「わたしの民よ。彼女から離れ去って、その罪にあずからないようにし、その災害に巻き込まれないようにせよ。」(黙示録18:4)(以上、メッセージ)
61.(質問:)主はファミリー全体にアメリカを離れるよう求めているのですか? 後で主は「この国に住んでいる人たちは、この災害にあってわが助けの手となり、いやしとならなければならない。わたしが与えたツールをもって、人の目には見えないダメージを修復するのに使わなければならない。人々の心と思いにある損傷を修復し、霊的に新たに耕されたこの畑を取って、わたしがこれほども荒々しく耕さなかった場合よりもずっと多くの種が根を下ろすようにと願いつつ、忠実に真理の種をまき、水をやらなくてはならない。」
62.これは矛盾しますか? 主はアメリカのファミリーに主は何を求めておられるのですか?
63.(イエス:)わたしはある者たちには「この国を離れて行きなさい。あなたの仕事は終わり、別の場所に召すから」と言う場合もあれば、ある者たちには「留まりなさい。大いなる収穫は始まったばかりで、この市にはまだわたしの失われた子供たちがたくさんいる」と言う。ここに矛盾はない。異なる状況下のため、メッセージが異なるに過ぎない。
64.アメリカ人の多くは神のメッセンジャーをさげすんだ。彼らの多くはわが言葉を軽んじた。あなたがたダビデの子らから来た言葉でなく、他の人たちから出た真理の言葉でさえも無駄にし、拒んだ。彼らの心はもはやオープンではなく、受容的ではない。彼らは真理よりも嘘を信じる事にもっと熱心だ。それがすべての個人に当てはまるわけではないが、国として彼らはわたしを拒んだ。
65.だからわが子の多くにとって、今は出て行くべき時だ。残りの子供たちは留まり、この不義で邪悪な国に留まって証し人となるべき時だ。間違いなくもたらされる裁きによって影響を受けず安全でいられるように、霊的にその国から召し出された清い状態に留まるというより強い確信があるのでない限り。(以上、メッセージ)
*
66.(イエス:)愛する人たち、空は赤く、警告の赤である。この出来事はこれから起こる事の警告だ。わたしは、自らをわたしよりも高め、わが子らと争う高ぶる者たちを引き下げる方法を知っている。わたしがあなたがたを守らず、保たず、あなたがたの正しさを立証できないと心配する必要は全くない。愛する人たち、今はあなたがたの強めの年だ。だが、地上で大いなる権勢を誇った者たちにとっては弱めの年となる。わが言葉に従い続けるなら、あなたがたはますます強くなる。この国は従わなかったのでどんどん弱まる。彼らはわが言葉を軽視し、わが預言者たちを虐げた。もう取り返しはつかない。わが裁きはこの邪悪な国の上に注ぎ込まれる。(以上、メッセージ)
67.(経路:) 主は私に「喪服の列(A Line of Sackcloth)」という歌を思い起こさせました。
(歌詞から:-日本語は翻訳です)
喪服の列、皆黙りこくっているが
そのわけは明白だ
たった今、一つの国が死んだ
皆黙り込んでいるけど
なんの不思議もない
死の使いがやってくる
彼らの屍が街々に舞い降りる
大いなるバビロンは倒れた
主の敵どもは足下に踏みつけられる
お前たちが主の預言者を虐げて
その警告を無視したからだ
預言者たちは懇願したが
お前たちは貸す耳を持たなかった
まっすぐと、高々と立つ杖の列
それは、間もなく下る裁きを表す
神を忘れた事
これがアメリカの取り返しのつかない過ちだった
裁きの杖が下る時
美しきアメリカよ、お前はたちまち崩れ去る
メンフィスに目を向けよ
空は黒い黒い雲に覆われて
警告の赤で真っ赤に染まる
お前たちは泣き叫ぶ大衆の群れを見るだろう
お前たちが主の預言者を虐げて
彼らの警告を無視したからだ
預言者たちは懇願したが
お前たちは貸す耳を持たなかった
彼らは神のメッセンジャーたちをさげすんだ
主の言葉を軽んじ
預言者たちをさげすんだ
遂に主の怒りが爆発し
その民に向かって下るまで、
二度と取り返しがつかなくなるまで、
二度と取り返しがつかなくなるまで、
二度と取り返しがつかなくなるまで
そう、もう決して取り返しはつかない
68.(ママ:)というわけでファミリーの皆さん、おわかりのように、このハリケーンとそれによってもたらされた災害には幾つかの主な理由があります。
1)アメリカがその霊的罪のために当然の報いである深刻な物質的損害に遭い始めている。主はこう言われた。「堤防は差し迫った災害からニューオリンズを守るほど強くなかったが、ニューオリンズの霊の壁も同じだ。彼らは飛砂のように弱い。アメリカの積み重なった罪の重みと共に沈みつつある。」
2)アメリカは他の国々に及ぼしてきた痛みや苦悩、戦争ゆえに、主の裁きを受けている。
3)これは、アメリカの終わりの時のもう一つのしるし。「何事も今まで通り続くわけではない。」
4)これは主からの恵み深い警告。人々にその生活と価値観と生き方を見直し、主に帰るようにとの呼びかけ。
5) これは、主の御言葉を軽んじ、預言者たちを虐げてきた国対する裁きの手。
69.もちろん他にも、理由は被災者たちの数ほどあります。けれども、主は裁きが起こるのを許されるとしても、非常に愛情深い神であって、罪に相応の罰しか下しません。それによって私たちがもっとよくやり、恩恵を受けられるようになるためです。「肉親の父はわたしたちを訓練するのに、なお彼をうやまうとすれば、なおさら、わたしたちは、たましいの父に服従して、真に生きるべきではないか。肉親の父は、しばらくの間、自分の考えに従って訓練を与えるが、たましいの父は、わたしたちの益のため、そのきよさにあずからせるために、そうされるのである。すべての訓練は、当座は、喜ばしいものとは思われず、むしろ悲しいものと思われる。しかし後になれば、それによって鍛えられる者に、平安な義の実を結ばせるようになる。」(ヘブル12:9-11)
70.もう一つ、主はファミリーがこの災害にどう反応すべきかについて多くを語られました。そのほとんどはこの一言に集約できます。「証し」です!
71.(イエス:)わたしは愛の神であり、わたしの恵みと忍耐に終わりはない。痛みをもたらしても、手当をする。傷つけるが、わが手は再び健やかにする。アメリカに住んでいる人たちはこの国に住んでいる人たちは、この災害にあってわが助けの手となり、いやしとならなければならない。わたしが与えたツールをもって、人の目には見えないダメージを修復するのに使わなければならない。人々の心と思いにある損傷を修復し、霊的に新たに耕されたこの畑を取って、わたしがこれほども荒々しく耕さなかった場合よりもずっと多くの種が根を下ろすようにと願いつつ、忠実に真理の種をまき、水をやらなくてはならない。
72.この国はわが前に罪を犯し、邪悪で堕落し、あなたがたをかなり不当に扱ったが、それでもわたしは、わが手の裁きを最も直接に感じた人たちにもう一度チャンスを与えるつもりだ。人は皆罪や間違いがあり、わが前に完璧な人はいない。被災者たちが被災するのを許したのには、わたしによる理由がある。だが同時に、彼らの誰にも、国全体の罪のゆえに全体的な責めを負い、多くの人の罪を一人で苦しんでほしくはない。
73.わたしは、彼らの安楽と財産、平安、喜び、健康、その他彼らが大切にしている多くのものを取り去った。彼らは今、わたしを仰ぐ準備ができた。わが手となり、彼らがわが霊の宝物を地上の物品に置き換える助けをしてほしい。この仕事を急いでするように、またこの地域ではこれが最後の収穫になりうることを肝に銘じるように求める。この地域と市の人たちの人生や心がわが真理に向かって開かれる時が他にあろうか? また、羊飼いのない羊のようになり、これらの廃虚に少しでも美しいものを見つけようとその意義を積極的に探る時が他にあろうか?
74.これは単に、良いCTP活動だとか、良い評判を幾らか受け、できることなら良い働きのニュースが広まるのを見るためのチャンスではない。これは、平和と安全、自己満足の厚い毛布が再びこの地を覆う前に、収穫の備えができている魂を刈り取るようにとの、わたしからの重要な指令だ。アメリカ南部の人たちは普通かなり自己満足的だ。自分たちは善良なクリスチャンで、わたしとわたしの祝福はすべて自分たちのものだと思いこんでいる。教会の建物と外見的な善良さによって、わたしから最善のものを受けるにふさわしいと思いこんでいる。だが彼らは今混乱している。自分たちはわたしの選民だと思っていたからだ。
75.悪名高き異教徒であり不信者たちもいた。堕落し、わたしの真理の光を完全に拒んでいて、自分の道を「自由気まま」に定め、自分自身の快楽をずっと追い求めていた。だが、今はクリスチャンも不信者も同じ運命だ。どちらも、わが手の強力な裁きを自分たちの人生に感じており、多くの人たちが収穫の備えができている。ファミリーよ、わたしの手となって、ほとんどの人がしようとしない方法でその魂を刈り取ってくれないか?
76.実に多くの人たちがこの大災害を自分の利益のために使うだろう。アメリカの他のクリスチャンたちは、わたしに助言を求めたりアンテナを伸ばしてわが言葉からほんのかすかなヒントを受け取ったりさえ全くせずに、どうしてわたしがこれを許したのかとわめき散らすだろう。彼らはまるでわたしを知っているかのようにわたしを代表して語るが、心はずっと昔にわたしから離れ去っており、自分自身の計画を押すか、自己正義を満足させようとするのみだ。
77.真理はものすごく少なく、過ちはあまりに多い。皆が競って、わたしがしたことを自分自身の利得にしようとするだろう。クリスチャンは罪人を非難する。環境保護論者たちは自然に対する人為的な影響を非難する。科学者や技術者たちは防災設備の不備を非難する。準備不足のために政府を非難するものもいるだろう。また、多くの人たちが単に互いに非難しあい、無政府的な混乱へと陥っていく。もうすでにそうしているように。それらの非難には幾らかの真実もあろうが、とても多くの非難が、非難する人自身の計画に都合の良いようにひねられている。
78.だから、ファミリーにいるあなたがたがこの状況に対して、清い心と、わたしの清い言葉でフィルターにかけられた態度で臨むことは、とても大切だ。そう、これはわたしの裁きの手である。しかし、わたしはこの裁きを楽しんでいるわけではなく、あなたがたもそうであるべきではない。誰があなたの行動と祈りを受けるにふさわしく、またふさわしくないかと、自分の心の中で裁きを宣告してはならない。
79.わたしのような見方でこの災害を見てほしい。こんなことがなければ心が固すぎてわたしのメッセージを受け入れなかったであろう人たちの魂を勝ち取る機会として、である。これはおそらく多くの人たちにとっては最後のチャンスとなるだろう。大混乱と異常事態と狂気の中に飛び込んでいって力の限りを尽くしてほしい。魂を救い、福音を宣べ伝え、わたしの愛を人々に伝えるのだ。多くの人たちを義へと導きなさい。そうすればあなたがたは星のようになって永遠に輝くだろう。
80.アメリカにいるファミリーでこの救援活動に参加できる人たちは参加すべきだ。あなたはここそこで物質的な必要を満たすだろうが、あなたがたの全体的な任務は霊に関することであり、そういう面はどんな災害救済時においても一番おろそかにされる。これは短期の仕事ではない。被災者たちの心に深くしみこんだ、この出来事の重みを考えれば、それはこれから何ヶ月も続くだろう。
81.短期的には、人々が十分世話されていることを確かめ、少なくともわたしのメッセージを聞けるかどうかを確かめることになるだろう。しかし生活必需品に事欠く間はそれも難しいかもしれない。だが状況が落ち着いてくれば、彼らの考えは「どうやって生き延びようか?」から、自分たちは生き延びたが、これから崩れ去った生活を建て直さなくては、に移る。その時こそあなたがたの出番であり、わたしを指し示す時である。
82.人々の目にどう映るかを心配してはならない。心と人生の救援活動をして回るあなたがたのやり方についてとやかく言う人のことを心配してはならない。周囲の物質的問題にがっかりしてはならない。また物質的救済の仕事をできる人は大勢いるのだから、それに巻き込まれないようにしなさい。物質的救援はやがて来るだろう。だが霊的救済は稀少であり、砂漠の水よりも貴重だ。これは、この状況下に出て行って助けられるファミリーの人たちに対してわたしが念を押す命令である。
83.被災していない人たちのためにも祈るべきだ。この国に対するどんなうらみや苦い根も、この国のあなたの扱い方や他の国にどれだけの損害を及ぼしているかも、脇に置きなさい。わたしはこのように収穫の支度ができた畑の大いなる収穫者となる権限を、わがファミリーに与える。ファミリーがさまよう人々への霊的奉仕をできるよう、わたしが物質面での状況を安定させるよう祈りなさい。被災者たちの心にわたしが働きかけるよう祈りなさい。彼らがわたしのメッセージに対して心を開き、真理の種を受け入れる備えができるように。ファミリーがわたしの羊を見いだせるように、そして、恨みを抱き否定的で結局はもっと闇の方に向かって行くであろう人たちに時間を取られる事がないように祈りなさい。必死になって祈りなさい。そうすれば、あなたにもこの活動に対する大いなる報酬とその後に待つ栄光が分け与えられるだろう。
84.しかしながら、わたしのいやしと愛の手で仕えるようにと言っても、不義な者たちへのわが裁きであるという非常に現実的な面を覆い隠すべきではない。あるいはこの出来事を、あなたの羊、さらには心や人生を救う仕事を始めたその地域の人たちに言う時でさえ、それに触れるなという意味ではない。これは実際わたしの裁きであり、それを無視することはできない。これは、わたしがこれを許した大きな理由であり、あなたはそれについて話せるし、話すべきだ。そして、わたしがしたこと、それをした理由を明確に強調できるし、そうすべきだ。
85.すでに多くを失った人たちに話す時でも、わがメッセージのこの部分を抜かすことはできない。彼らは、わたしを喜ばせているとはとうてい言えない国に住んでいる事、また腐敗し堕落した社会の一翼を担い、富と名声の他の神々を拝んでいる事を知るべきだ。わたしが彼らを打ったこと、彼らの体制をわたしが喜んでいない事、その全てが良からぬ事を知らせるべきだ。彼らは、わたしを拝むとは名ばかりの不従順を犯した背教の子らであり、無気力なまでの知覚麻痺をふるい落とすために、むち打たれ、多くの鞭傷を受けた。彼らはもっとよくわきまえているべきだったからである。
86.これもまたあなたがたのメッセージだ。それは災害の中心地にいる人たちばかりでなく、世界中の全ての人たちに分け合われる必要がある。わたしは確かに裁き、罰を下す。だが同時に、いやしや助け、再建にも気づかう。鍵はそのバランスを保つことだ。どちらにも、その時がある。
87.わがファミリーよ、あなたがたが自分のことや自分自身の計画のことを考えないことに忠実であり、ただ一日一日に生き、できる限り真理と愛と光を蒔き、わたしがこれを最大限活用するよう、可能な限り祈るなら、あなたがたはこの状況にあって勝利者、征服者となるだろう。
88.このフィールドで仕えるためのわたしからの特別な許可も祝福もなく、アメリカの地で働いているわがファミリー・メンバーに言う。あなたがたもまた、これを、この国がわたしを忘れ、わたしの預言者たちを迫害し、多くの悔い改めの呼びかけに耳を傾けなかったことで裁きが下るという警鐘と受け取ってほしい。来るべきわたしの怒りにあってもわたしがあなたを保護できるのか、あるいはあなた自身のためにその地から出るべきなのかをわたしに尋ねなさい。集めるべき羊がまだいるのか、ただ空を打っているだけだから、あなたのことをもっとよく受け入れ、こうしばしば中傷や嘘に対処しなくてすむ場所に移動すべきなのかをわたしに尋ねなさい。
89.わがファミリーよ、備えなさい! 魂の刈り取りのために! この改革の期間を通じ、わたしはあなたがたが比較的落ち着く時間を十分与えた。だがこの平和の時代は終わろうとしている。あなたがたほとんど全員の上にさらなる戦闘が降りかかるので、いつまでも計画や準備ばかりはしていられない。間もなくあなたがたは全員、実際に刈り取る備えをしなければならない。終わりは近いからだ。あなたがたの関心をもっと外に向けられるように、仕事を打ち立て計画を果たすよう、一生懸命働きなさい。収穫を刈り取る備えをしなさい。終わりの時のわが裁きの結果、もっともっと頻繁に刈り取るようになるのだから。
90.まだやるべき事は多い。だからこそ、あなたがたは全員わたしにとても近く留まり、従順で、つながっており、わたしがせよと言うことは何でもする備えが霊的にできているようでなくてはならないのだ。こういった何か大きいことがあなたの地域で起きたなら、全てを脇に置いて、わたしが大量に連れてくる羊を刈り取る備えができているべきだ。その時は、自分の個人的問題や内部攻撃で四苦八苦しているわけにはいかない。オーガナイズされ、準備が整い、用心し、霊の内に留まっていなければならない。各ホームは、この種の救援活動の堅固な基地として存在しなくてはならない。さもないと、これから起こる全てのものすごい出来事の中で何の役にも立たなくなる。
91.備え、用意していなさい! わたしとの関係を正しなさい! 目を覚ましていなさい! 間もなくもっと多くのことが起こるようになるから。(以上、メッセージ)
92.(イエス:)これは、将来起こる多くの災害のほんの一つにすぎない。まず、2004年に大津波がアジアを襲った。多くの人たちがこの世の苦しみから解放された。その一方、わたしの弟子たちが手を差し伸べ、真理を宣べ伝え、以前手を差し伸べることができなかった大勢の人たちにわが愛を与えるための扉が開かれた。大きさの異なる災害がこれから世界中で増えるだろう。そして終わりの時のわが弟子であるあなたがたは、わたしの真理を広め、大衆に手を差し伸べるためにわたしが送った波としてそれに乗らなければならない。それはあなたがたにとってまたとない機会なのだ。それを逃してはならない! そこに出て行き、さまよい混乱している人たちを助けなさい。わたしのメッセージ、そしてこの世の人たちの心をこの世の泥沼から引き出し、実在するわたしの栄光の中に引き入れるダビデの子供たちの過激なメッセージを出すことを恐れてはならない。(以上、メッセージ)
93.(イエス:)今は地上に悲しみが訪れる時だ。これはその悲しみの一部である。終わりは今始まった。世界情勢はどんどん最終幕、最後の7年へと突き進んでいく。人はそれを止めることができない。しかし、あなたがたわが子らはそれを超越できる。
94.あなたがたにとってこれらの出来事は、サーファーが乗りたくなるような巨大な波のようなものだ。わたしの愛と個人的な気遣いの旗を振りつつ、パワフルな証しという高波に乗れる。あなたは、これらの災害の巨大な波を使って、わたしの全メッセージ、つまり警告のメッセージと愛のメッセージを言い広められる。あなたがたはこれを、霊の世界は実在することをこの世に知らしめる機会として使える。真理を言い広めなさい。生ぬるの教会を超越し、この世に本当のわたしを見せてあげなさい。サーフボードに乗り、チャンスをつかもうと泳ぎ出すなら、これらの出来事はチャンスの波となりうる。
95.地上の人たち、日常の生活にがんじがらめの人たちにとって、これらは悲しみの時となる。しかしあなたがたは、彼らに手を差しのばすことができる。彼らに希望を、真理を与えられる。わが愛と真理の旗を遠く広く見えるよう、振ることができる。真理にオープンな全ての国民と宗教に手を差し伸べ、わたしと終わりの時のための新たらしいわが言葉を与えることができる。わたしをどのように見つけ、つながるかを教える事ができるのだ。
96.あなたがたが手を差し伸べられる人たちは多い。あなたがたダビデの子供たちのみに恵まれた完全なる真理を言い広めるなら、より大いなる方法で多くの人たちに手を差し伸べることができるだろう。(以上、メッセージ)
97.(イエス:)現情勢はアメリカン・ナイトメア(悪夢)であり、より深い悲しみの始まりを告げている。次々と新しい悪夢が続くので、わたしから顔を背けることを選択し続ける者たちの悲しみはますます激しくなる。この世は大患難期を迎えるだろう。しかし、わが子であるあなたがたは乗り越える。この世にとっては悪夢の時代だが、あなたがたにとっては大いなるわざの時代だ。
98.わたしはあなたがたに、この世の標識灯となるよう召す。これはあなたがたが多くの人を悟りに至らせる時である。あなたの光をますの下に隠すのではなく、立ち上がり、国々に向かってわが言葉を語る時である。民の内の賢い人々とはあなたがたのことであり、多くの人を悟りに至らせるというわが言葉が成就するのは、今がその時である。(ダニエル11:33)
99.あなたがたは、この激甚災害の余波が残る中、出て行ってわが終わりの時のメッセージを出すようわたしが告げることを期待している。そう、あなたがたはそれができるし、そうすべきだ。だが、終わりの時のしるしを教えるだけではなく、より深く人々を悟らせるようわたしは求める。
100.ニューオリンズの災害について言うなら、世の終わりのメッセージはすでに広まっている。クリスチャンやそれ以外の宗教信者の両方の多くが、これまでの災禍を含め、これらの出来事がわが手によると認識し始めている。
101.人々は、自分たちの世代が世の終わりの目撃者になることを信じていると公言し始めている。まだ時のしるしに気づいていない人はさらに大勢いるが、これらの事象が続けばそれを理解する人たちが多くなるだろう。状況が悪化すれば、真理に飢えた人たちには終わりが近い事はもっと明白になるだろう。これらの事象が続けば、これが終わりの時であることをそれほど言わなくてもよくなる。羊にとってはそれが明白となるからだ。
102.だがわたしは尋ねる。愛する人たちよ、終わりの時を切り抜ける方法を誰が教えるだろうか? あなたがたは彼らを最後まで切り抜けさせることになるわが言葉と教えを与えることになっている。
103.この世でわたしを知る人のほとんどは、この災害に対して唯一知っている方法で手を伸ばしている。彼らは祈ることを申し出ており、それは良いことだ。それができる人たちには小切手を送るよう呼びかけている。物質的に奉仕をし、食物や避難所や薬を供給するためにできることをしようと、人々に金銭上の助けを求めている。そういった努力をわたしは祝福する。だが、あなたがたダビデの子らには、命の言葉を与え、人々にわたしのやり方を教え、こういった悲劇や肉親の喪失や全てのこの世の財産を失う事に直面している人にでさえ、この騒乱の時代を切り抜ける道を教えるという任務が与えられている。
104.ダビデの子供たちは、彼らにわが霊の道を示さなくてはならない。これから来る暗黒の時代を切り抜けさせる一番大切なものを彼らに与え、わたしにつながる方法を教えられるのはあなたがただ。この時期を通して導く者はわたしである。あなたがたは彼らにわたしにつながるチャンスを与えなくてはならない。名目的、表面的なことを言っているのではない。ただわたしに出会い、気軽な関係を持つ事を言っているのでもない。わたしと深い関係を結ぶ事を教えなくてはならない。わたしとのコミュニケーションの仕方、わたしとつながる方法を教えなさい。そうすれば、わたしはこの危険な時代に彼らを導くことができる。あなたは彼らを活性化すべきだ。わたしとのリンクをつなげるべきだ。
105.ダビデの子供たちはこの世の宮に立ち、人々に教えなくてはならない。しかし、この世のやり方でではなく、また教会に加わる方法ではなく、ダビデの言葉をでだ。あなたがたは、真実で、目に見え、生きていて、実際に働くわたしとの関係をどうやって持つかを人々に教えなくてはならない。彼らにダビデの言葉を与えなさい。
106.この悪夢は次に次に訪れるので、この世では霊的飢餓がますます深刻になる。大勢があなたがたを探し、あなたがたに群がり、教えを請うだろう。この災害とますます深刻化するこの世の状況に直面して、あなたがたの一番の能力はいつでも何でもできる能力だ。わたしはあなたがたに、時が良くても悪くても証し人となるように召した。だがあなたがたは「悪い時」がなくなる時代に入る。今、「時」は一種類だけであり、それは証しの時である。証しをする時は今、証しをする場所は、わたしがあなたがたに使えるよう召した畑である。
107.アメリカン・ナイトメアの影響は世の隅々にまで及ぶ。これらの災禍の反動は地球規模に及ぶ。世界全体が混乱の時期を迎える。だから愛する人たちよ、忠実でいなさい。どこにいようと真理を語り、人々を教えることに忠実でいなさい。わたしの道を教えることに忠実でいなさい。わが言葉の固い肉を与える事に忠実でいなさい。ダビデの言葉を与える事に忠実でいなさい。(以上、メッセージ)
*
108.(イエス:)アメリカ人に対して、それも特にアメリカ人の若者たちに、わが愛と共に警告のメッセージを出すことが絶対に必要だ。彼らはさまよい、混乱し、幻滅している。若者たちは未来が見えないのだ。それは、アメリカは未来を与えないからだ。彼らは何かに向かって手を伸ばしても、つかむまえに消えてしまうかのように感じている。実際そうなるだろう。
109.今は警告と希望のメッセージを出す時であり、多くの人たちが反応を示すだろう。今は、アメリカにおける最後の大収穫のために種を蒔く時だ。(以上、メッセージ)
110.(ママ:)主は真理と御言葉の固い肉と革命的なメッセージと終わりの時のメッセージを警告のメッセージを言い広めるべきだと言われましたが、希望のメッセージも含めるよう言われている事に留意して下さい。そして、以下のメッセージで主が明らかにされているように、主は愛と慰めと救いも宣べ伝えてほしいのです。主の裁きのことを言わなくてはならない時も、独断的になっていいということはありません。
111.(イエス:)わたしは、失われた羊の国籍や状況が何であれ、またどれだけ従順だったか不従順だったかにかかわらず、全ての羊を愛している。わたしは彼らを愛し救うためにわが腕に連れてきたい。わたしがこのような方法で裁く人たちに向かって、独断的な態度を取りやすくなる人もいるだろう。確かに、これはアメリカへの裁きの一つだ。だが、それでも、常にそうであるように、わたしは全てを愛によって行うのであり、全ての天災には多くの面がある。人によっては、これはわが裁きの道具であったし、また別の人には救いの道具であった。さらなる苦しみから救うためにこの世から取り去ることによって救った者たちもいる。アメリカの場合、そういうケースはあまりなかったが、そのような場合もある。また、限界に至らせる事によって救う者たちがいる。以前頼っていたものを失ったことによって彼らを必死にし、謙虚にし、わたしを受け入れる準備が整うようにするのだ。(以上、メッセージ)
*
112.(イエス:)彼らが世界中で引き起こしている恐怖のことを知り、彼らの自己正義や無関心や自己中心的な所に嫌気を感じることから、その国の人たちに、冷淡さ、さらには怒りや自己正義的に感じるのはたやすいことだ。問題があるのは事実だ。しかし、何億という人がいる国にはありとあらゆる種類の人々がいる事を頭に入れておく事が大切だ。ただ皆を一緒くたにして「アメリカ人は皆何々だ」と言うことはできない。アメリカ政府が「イラン人はみんな何々だ」と言えないのと同様だ。そのような普遍化は全て間違いだ。わたしはそのようには裁かない。
113.わたしは人種や文化など外の顔かたちを見ず、心を見る (1サム16:7)。わたしはわたしに属する者や、この悲劇を通してわたしのものとなる人たちの心を知っている。わたしは、わたしを知りながらわたしのそばを離れ、もう一度わたしの近くに戻ってきてわたしのために何かするようチャレンジしたい人たちに語りたい。わたしと個人的な関係を一度も持った事がないけれど、その心にわたしがずっと働きかけ、自分自身だけではなくそれ以上に何か必要なものがあると示している人たちに語りかけたい。この経験によって謙虚にされ、打ち砕かれた人たちに、わたしに近く引き寄せたいというまさにその目的で、彼らに語りかけたい。
114.この国にはたくさんの羊がいる。飢え、困窮している者たちが大勢いる。わたしの愛を与え存在を示して、彼らを慰めたい。そして彼らにチャレンジし、かき立て、この出来事を使って、わたしへの賛美とわたしを認めること、わが前に身を低くすることによって、霊的に超越することを学ぶ方法を教えたい。また彼らが、窮状にある人たちの苦しみを感じ、他の人たちのことをよく考えるようになり、自分の当座の状況を見越して考え、それがもっとずっと悪くなり得たことに気づき、他の人でもっとひどい状況にある人もいると考える助けとするために使いたい。誰かが損害を受けている時に、他の人たちの損害のことを思い起こさせるのは気の利かない事だと思われるかもしれない。だが、この国と民は、自分よりも人のことについてもっと考えることについて聞く必要がある。(以上、メッセージ)
*
115.(イエス:)わたしは常に、何よりも愛の神である。しかしその愛には、羊をわたしの下に追いたてたり、邪悪なものに対する扉を閉じさせたりする時に必要なら、裁きも含まれる。だから、慰めと愛のメッセージを出すように言うことと、裁きや警告のメッセージを出すように言うことには何ら矛盾はない。今は、やがて来る裁きにわが愛の希望を与えることによって多くの人たちを備える時なので、慰めのメッセージも必要だ。(以上、メッセージ)
116.(ママ:)主は、助けを必要とする人たちに福音を宣べ伝え、霊的な奉仕をせよという非常に心をかき立てられる呼びかけ与えられました。私たちが、全てを失ってしまった人たち、時には希望も一緒に失ってしまったこれらの愛すべき人たちを助けられますように。救援事業に関われない人は常にその人たちのために祈れます。祈りによって大勢の人たちを助けられます!
117.もう一つ誰でもできるのは、預言の賜物を使うことにおいてこれからも進歩を遂げることです。私たちが今必要とする指示を得るためと、将来に必要となる洞察のため、また、主の御言葉やカウンセルを求めて私たちの所にやってくる大衆に仕える能力のためです。
118.(イエス:)わがエリート、召し出された軍隊として、あなたがたは終わりの時が近づくにつれて起こる出来事の最先端にもっと深く関わるようになるだろう。あなたがたはわが言葉を受け取り、わたしから明確に聞く事ができるようになっており、具体的で詳細にわたる指示をわたしから受け取る特権が与えられている。今回の出来事によって、あなたがたは引き続きこの賜物を使い、進歩させるよう駆り立てられるべきだ。これは、終わりの時が迫っている事を示すもう一つのしるしだからだ。
119.あなたがたにはわたしの答がある。あなたがたはわたしとつながっているので、何かが起こった理由と目的を見抜いて把握する。あなたがたは敵の計画を察知する。そして、わたしはこれからも、敵の次のステップをあなたがたに明かし、事前の警告とする。終わりの時のあなたがたのミニストリーの一部は、国々向かってわたしの代弁者となり、鈍感な大衆から抜け出てわたしの真理を語ることであり、わが名によって預言をすることだ。
120.その時はすでに始まった。あなたがたの友人や羊は、自分たちにない何か値のつけようがなく、他の人からは得られないつながりを、あなたがたが持っているとわかるだろう。人々はあなたがたに答とわが言葉とカウンセルを求め、群がり始めるだろう。大きな出来事についてわたしの見解を載せたGNも出ているが、あなたはその先を行って、あなた自身、身近な地域の問題や質問についてわたしに尋ね、それからわたしから受け取った答を周囲の人たちに分け合うよう促されるべきだ。わたしはより大いなる働きのミニストリーへと、あなたがた一人一人を召す。だからあなたがたはそれぞれ、わたしとのつながりと、わたしが告げることにより頼むようにならなければならない。それによって、あなたがたは皆、定められていた預言者として、また終わりの時のわたしの教会のリーダーとして成長するだろう。
121.わがファミリーのほとんどの人たちはニューオリンズのハリケーンや災害の影響を直接には受けなかった。だがこれを教訓として心に留めることはできる。そして、あなたがたの宿命を果たせるよう、引き続きわたしのマントと霊をもっとまとうよう努めることはできる。だからわたしは、あなたがたの周囲の地域や友人やコンタクトに当てはまる事で、わたしに尋ね、わたしから聞くことができるものがもっとたくさんあると言っているのだ。
122.あなたがたのほとんどは直接の被災者ではなく、被災地やそこでの混乱にも巻き込まれていない。だからわたしはあなたがたに別の任務を頼みたい。そこにいる兄弟たち、またそれ以外の影響を受けた他の人たち全員のために祈り、戦いなさい。祈りは力強い! 祈りはわが手を動かし、状況を変える引き金となる。祈りは決定とその結果を改めさせることができる。被災した人たちと、できる限りをして援助している人たちのためにわたしに懇願するのは、わが花嫁としての役割である。わたしを知っていて亡くなった人たちは、今より良い場所に来ている。わたしのことをまだ知らなかった人たちは、ここで選択をするチャンスをもらっている。だが、愛する人や家族、家を失い、孤独でふさぎ込み、悲しんでいる人たちも大勢いる。彼らのために、彼らがわたしの愛と気遣いに気づき、わたしがもたらせる慰めと安心感を発見するように祈りなさい。
123.また、当局者たちのために祈りなさい。多くの人たちの生命に影響を及ぼしうる選択と決断をする権限を持つ人たちのために祈りなさい。貪欲と自己中心の霊に敵対して祈りなさい。アメリカではその霊が強く存在し、悪影響を及ぼしている。愛と思いやりのわが良い霊がそれらを追いやるように祈りなさい。そしてそれらが、貧困者たちの益となるような、良い方に影響を及ぼすように。
124.あなたがたはわたしの愛とゆるしのメッセンジャーとなるように召されているが、これを終わりの時、大患難期と大いなる裁きの騒乱の時代が自分たちに近づいていることを思い出すしるしとしなさい。事前にこのように理解し、知ることによって、より強力な団結、有用性、わたしとのつながりへと自らを駆り立てなさい。
125.しかし、どんなことが起ころうと、何も恐れることはない。わたしは、世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいるであろう。(以上、メッセージ)
126.(ママ:)愛するファミリー、神の祝福を! 主が求められている世の標識灯となりましょう。皆のために祈っています!
忠実な天の夫にあって、愛を込めて、
ママ
127.追伸。このGNの部分部分は遠慮なくアクティブ・メンバーやジェネラレル・メンバーに読ませてあげたり、さらには地域の新聞の編集者たちに手紙を書いたりして世に知らせても構いません。もちろん、主の召しは裁きと警告ばかりでなく、慰めと愛のメッセージを出す事でもあることを忘れずに、知恵を働かせて下さい。津波のGNで主がこう言われました。「被災者や生存者たちに対するわたしの愛と憐れみについて書いたり、わたしに愛や思いやりがないと非難する人たちにわたしの憤りを示すことができる。そして色々な真理を書くことができる。」(ML #3528:164)
128.主の真理を伝えるための「色々な方法」を考えることについて、主はこう言われました。「ここには、多くの読者に分け合えるメッセージの側面がある。わたしの愛、同情、慰め、全ての人の心をなだめるメッセージがある。また、環境に関心のある人たちのためには気候変動についてのメッセージがある。文明という人の心の虚飾は薄っぺらで、すぐに傷が付くので、わたしの救いと愛でコーティングする必要があるというメッセージもある。また場合によっては、そういう事柄にもっとオープンな人たちに対してだが、もっと悪いことが起こるというわたしからの警告のメッセージもある。ただし、これは個人的に分け合われるのが最善だ。」
129.このメッセージには主の愛と慰めと警告を証しする事の間に正しいバランスがあるのかどうかを主に尋ねたところ、主は、以下のような素晴らしいビジョンとメッセージでそうであると裏付けられました。また、主の御言葉を証しする方法について、さらなるカウンセルもあります。
130.(イエス:)わたしはあなたがたに対して、このGNがわたしの裁きの警告のメッセージと、ファミリーに対してわたしがこの状況下でどう奉仕してほしいかに関する、明確で賢明なカウンセルのメッセージを与えるべきであるという点との間に、良いバランスが取れていると裏付ける。
131.(ビジョン:)ファミリー・メンバーたちが水の中に入っていく様子が見えます。これは霊の内で彼らがしている事の象徴であることは間違いありません。全員が赤い荒布をまとい、大きくて美しい羽がついています。まるで赤い天使のようで、明らかに裁きゆえの荒布の喪服を着ています。でも同時に、彼らは憐れみと慰めをもって奉仕する天使なのです。
132.彼らは水の中に入っていって人々を救出しています。人々を支えている人や抱きしめ慰めている人、人々に慰めと愛とカウンセルの言葉を伝えながら揺り動かしている人が見えます。特に心に触れる場面がありました。彼らが水の中に入り、人々を支えながら話しかけている時、その顔には涙が流れていました。貧しく、せっぱ詰まった人たちを見つけ出し、彼らを助けるにあたり、明らかに、感情移入と強烈な憐れみの賜物が与えられていたのです。
133.(イエスが続けて:)悪がはびこる時、恵みと憐れみはさらにまし加わる。この絵像は、今回のこれと今後のアメリカの裁きの時期にわたしがどれだけファミリーを使うかを示すものだ。彼らは、このわがままな国と国民の上に下すわが裁きにあって仕える、憐れみの天使のようになるだろう。彼らは赤い荒布を着ているが、それは、彼らがこれらの人々を思って心砕かれ、心が重くなっているものの、わが警告のメッセージを伝えるべきことを知っているからだ。たとえそうでも、大いなる知恵と識別力とを用い、常に多くの愛と同情を加味しなくてはならないが。
134.彼らはこのGNのメッセージを携え行き、そこに含まれる真理の言葉を正しく見分けるだろうと、わたしは保証する。彼らがわたしに近く留まり、わたしのチェックと声に耳を傾けるなら、彼らはわたしがファミリーだけが知り、心で熟考すべき事柄と、全ての人が最も聞く必要があるとわたしが明確にはっきりと示す事柄とを正確に分けるだろう。
135.彼らはわたしの大使たちであり、謙虚な心で出て行くだろう。わたしは全体としてわが花嫁であるファミリーを、再生期間を通じて大いに謙遜にしたからだ。わたしは引き続き、花嫁たちは価値のつけがたい謙虚さの賜物を与えていくだろう。今わたしはこれまで以上に、ファミリーがアメリカの災害と裁きの後に出て行って、正しい霊で仕えるであろうと信頼できる。彼らは砕けた心から、わが真理と愛の言葉を伝えるだろう。自分たちのわがままさゆえに受けたわが懲らしめとコレクションを感じて同じように謙虚になっている心だ。わが花嫁たちは、自分も弱い人であることを知っている。恵みによって救われ、わたしの永遠の憐れみと恵みに、完全に、必死に頼っている事を知っている。彼らは多くの砕きと降伏によってのみ、今もこれからも使われることを、これまで以上によく知っている。
136.彼らは今や、わが真理の言葉を持つ真の清い特使であり、メッセンジャーである。彼らは謙虚で砕かれた霊を持ち、それらの言葉を伝えるだろう。(以上、メッセージ)
(北アメリカRSから北アメリカのホームへ送られたメッセージの抜粋)
最愛の皆さんへ、
皆さんにもきっと喜んでもらえると思いますが、ファミリー・メンバーは全員、ハリケーンが上陸する前にニューオリンズから退去することができました。今は友人宅や他のファミリー・ホームに滞在しています。全ての持ち物を置いてホームを離れなければならなかったファミリーのために祈って下さい。彼らの全ての必要を主が供給され、次のステップについて主の導きがあり、この時にあって慰めと励ましがあるように祈ってもらえると嬉しいです。これらのチームの中には、この災害の避難民の救援活動に活発に加わっているチームもあります。これは、主がこうして私たちを災難から守っただけでなく、私たちが向きを変えてそれを避けられなかった人たちを助ける事に使う力があるというテステモニーではないでしょうか。
テレビやニュースで知っている事と思いますが、何十万という避難民たちがテキサス州やルイジアナ州の他地域に行き、そこの公的施設や避難所で一時的に暮らしています。これは祈りの答えです。ルイジアナ州の状況はかなり危険で、ほとんど無政府状態であることから、軍の保護がなければ救援活動は困難だからです。ですから、主が避難者たちをテキサスに導き、そこのホームがロードトリップや間延びした補給線を維持するなどの手間を省けるようにしてくれたのはとても励ましでした。ヒューストンにある複数のファミリー・ホームは、すでにかなり活発な救援活動を展開しており、サンアントニオのファミリーも、市内に到着しつつある避難民たちの行き先を見つける助けを始めています。
以下のための皆さんの祈りを感謝します。
●ニューオリンズの治安が回復され、市内にまだ取り残されている人たちの苦しみが軽減されるように。
●避難所やセンターに避難してきた人たち全員を助けるための扉が開かれるように。
●ニューオリンズに住んでいたファミリー・メンバー全員への供給とプロビジョンのため。
●それに参加しているホーム自体の供給を含む、救援活動に対する資金の供給とプロビジョン。
●ファミリーの救援活動を効果的に記録できるように。カトリーナ救済ウェブサイト(www.katrinareliefhome.com)が大勢の人への良い証しとなるように。
●私たち全員が、人々の心が災害によって和らげられ、真剣にされているこの時に御言葉を注ぎだし、忠実な証し人となれるように。
●アクティベーテッド誌と塗り絵の本(避難民とその子供たちのため)の印刷のため。
●被災者たちに与えるためにしているその他のプロビジョンのため。
●助けに来ようとしているファミリー・チームのため。
(イエス:)父がわたしを遣わしたように、わたしもあなたがたを遣わす。この国に対するわたしの目となり、足となり、手となりなさい。・・・今は自分の心を探る時だ。あなたがた一人一人に、つかの間の一時的な祈りでなく、必死の祈りをするよう求める。あなたがたは皆、次に何が起こりうるかを知っている。これはあなたがたをかき立て、熱心に必死にさせるので、良いことである。これは実に、世の終わりの始まりだ。明日まで待ってはならない。今日のために決断をしなさい。福音を宣べ伝え、福音に生きなさい。即座の証し人になりなさい。各自ができることをし、違いをもたらしなさい。あなたがた一人一人に任務がある。それは、あなたがたのほとんどにとっては今の場所にいながら、わたしがせよと言う通りに行うことだ。必死でいなさい。特に、直接それに関わっているファミリー・メンバーのために祈り続けなさい。
*
(イエス:)わたしが弟子たちに言ったのと同じように、貧しい人はいつもあなたがたと共にいる。欠乏し、飢え、住む家がない人たちだ。そのような物質的状況は彼らにとって、何ヶ月も、さらには何年も続くだろう。彼らの多くは、カトリーナや洪水に会う前からすでにそうだった。しかし、あなたがたが手を差し伸べるべき心の開いた霊的な窓は非常に少数しかない。今も、被災者たちは、心を柔らかくするか、わたしに向かって苦い根を持ち、恨みを抱いて心を固くするかのどちらかを選択している。これは緊急を要する。あなたがたは、今、わたしの答えとメッセージを持って彼らに手を差し伸べなくてはならない。人々がさらなる暗闇に入り込むわたしへの敵対ではなく、わたしにつく正しい決断をするよう、できるだけ多くの人たちを助けなくてはならない。・・・これは敵である悪魔を暴露し、終わりの時のメッセージを宣べ伝え、できる限りわが言葉を出すチャンスだから、あなたがたがそれに専念する事が本当に重要だ。敵は力の限り障害を送りつけてくるだろう。組織、資金、通信連絡、必要な文書を見つけること、その印刷を助けられる人を探す事における障害だ。だが、鍵の力はどんな障害も粉みじんにする。
*
(イエス:)この泣き声が聞こえないだろうか? わたしの慰めと救いを求める何千何万という心がわたしに届いているが、その声が聞こえないだろうか? その声は多い。世を去った人たちは、地上で必要を抱えた愛する人たちを助けるよう、わたしに求めている。生き残り、不安と混乱にいる人たち、家や家族を失った人たちの助けを求める声もある。わたしは、あなたがたダビデの子供たちを送ることで彼らの祈りに答える。あなたがたは実際にそこにいるのは無理かもしれないが、彼らのために祈るのはあなたがたの義務だ。あなたがたには御国の鍵を与えた。祈りを通して振るえるその権能は、地上のどの祈りよりも力強い。その理由のためにわたしは鍵を与えた。彼らのために必死に祈り、苦しんでいる人たちの解放のために祈るのは、あなたがたの義務だ。この地域にわたしが連れて行くファミリーのために祈りなさい。彼らが透き通った水晶のようになり、わたしがそれを通して光を輝かすよう祈りなさい。救援活動のために祈りなさい。救援物資を申し出ている人たちのために祈りなさい。与えるようわたしが良心の呵責を与えている人たちのために祈りなさい。祈りによってとても多くのことが成し遂げられる。
*
(イエス:)愛する人たち、ニュースを見て現場での必要のあまりの大きさに圧倒されそうになっているのだろう。そして確かに、もっと大きな方法で物質的援助ができる人はいる。だが、わたしの弟子たちが宮の入り口の階段にいた物乞いに言ったように、あなたがたには金銀はないかもしれないが、わたしが与えよと言うものは持っている。それはわたしが与えた鍵の力であり、わが名によって奇跡を起こす力であり、飢え渇く人たちに生ける水をもたらす力である。このように、わたしは心の飢えた人たちと、災害のただ中にあって泣き叫ぶ人たちを養うよう、あなたがたを召す。この惨状の意味づけとこのような最も暗い夜にわたしの光がどう輝くのか、答を必死に求め叫ぶ人たちだ。あなたがたのミニストリーは、希望と励ましのミニストリー、乾く人たちにわが言葉と命の水を分け与えるものであるべきだ。
回復にはとても長い時間がかかることでその必要の大きさに圧倒されるのではなく、一日一つずつこなし、まずわたしの国を求め、わたしの計画と意思を果たす事を求めていれば、わたしが豊かに供給し、あなたがわが言葉の水を注ぎ出すのを助けて、海が水で満ちるように飢えている人たちを覆うのを助けると信頼しなさい。実にわたしの言葉は決して涸れることのない流れのようであり、与えれば、自分のつぼは空で、たるには何の食糧もないと思っても、持っているものを注ぎ出すならば、飢え渇くすべての人たちの必要が満たされるまで、わたしは満たし続けるだろう。
*
(イエス:)祈りやわが言葉を与えることによってできることは多くある。前線にいる人たちにとっては、たとえ他の方法では決してわたしを知ることがなかったような人たちのために奇跡を行い、以前は十分に必死な状態になったことがなかった人たちの心に手を差し伸べることによってできることも多い。彼らは今までずっと、この世の神に自己満足していた。
彼らは備えがないと思うかもしれない。・・・だがわたしは霊の内で備えの大部分をしておいた。あなたがたは皆、異なる役割に召されており、自分は準備ができていないと思っても、実際はできている。ただ塗油があることを信じ受け入れなくてはならない。終わりの時の塗油は、ずっと忠実であるだろうあなたがた一人一人の上にすでに下っている。わが言葉を学習し、信仰を強めなさい。攻撃は激化しており、あなたがたも良く知っているように、肉体的な攻撃になりつつある。この災害では多くの邪悪な霊がうごめく。しかし、あなたがたと、わが召しに答える全てわが子らには、それを勝利へと変えることができる。
*
(イエス:)山の上にある町は隠れることができない。わたしはあなたがたファミリーを分離させ、山の上に置いた。最近のマスコミ報道や出来事によって、さらに多くの人たちがあなたがたを知るようになり、あなたがたが異なり、独特な存在であることを知るようになる。今は、あなたの光を明るく輝かす時だ。人々はあなたがたの良い働きを見てわたしと父とを崇めるだろう。だからこの小さな光を遠くまで輝かそう。これまで以上に証しをし、家を出るなら、証しをし、他の人たちにわたしのことを話し、明るく光を輝かさずには帰らないようにしなさい。名の知れた救済事業のミニストリーでないとしても、証しの面で最善を尽くし、わたしのことを語りなさい。大胆に強くありなさい。質問し、わたしを必要とする多くの失われた人たちを刈り取りなさい。
*
(イエス:)わたしはこれらのことを、わたしが地上にいた時とほとんど同じ見方で見る。噂やマスコミや当局者たちに関しては、あなたがたはこの世では決して人気者にはなれない。わたしが貧しい人たちをいやし、養った時に得た好意的な報告のように、時々はポジティブな記事も出るかもしれない。中にはまれにわが霊に感動し、真理を見、もっとバランスの取れた記事を書きたいと思う記者もいるだろう。しかし、マスコミは大部分がACに支配されているので、あなたがたの良き働きのポジティブなテステモニーが載る余地はないだろう。・・・地元の記者や小国にはポジティブな記事が載るだろう。地元住民や近所、小さな市や小企業、小さな慈善活動、小さな教会、小国では受け入れられ、良い評判を得るだろう。小さく考えなさい! わたしはあなたがたが野心的に考えている事はもちろん知っているが、少しユーモアを込めて言ったのだ。・・・だが、わたしはあなたに、小さな人々を通して働いてほしい。あなたがたが変えるのは小さな人々の人生である。人々との個人的コンタクトを通して、人生は変わり、あなたがたは安全と保護とミニストリーと充実を見いだす。
わたしは地上にいる時、このようにしてミニストリーを行った。わたしは人に対して働きかけたのであり、それは地元のサンヘドリンでも保健機関を通してでもなかった。わたしはマスコミを通してではなく、個人的に証しをした。強力な運動は草の根から始まるものだ。また、草の根にしがみつくなら、持続的な成長があるだろう。・・・
わたしもまた、権力者たちの間では決して評判を得なかった。彼らには実際、けなされ、最後には十字架にかけられた。わたしが行った良い業を、彼らは中傷した。そして使いうる全ての手段を使ってそれを軽視させ、評判を損なわせ、疑問を投げかけさせようとした。わたしが与えたメッセージについても、混乱と歪曲をもたらそうとし、広がりを鈍くしようと試みた。わたしが示した愛についても、彼らはもみ消しをはかり、疑問を抱かせようとした。
より小さいかもっと中間層にあるグループと働くようにしなさい。救援活動が活発に行われている場所の近くにある小さな地元クリニックと働いてもよい。より小さな近隣のコミュニティと共に働くこともできる。そこのリーダーと彼らの必要について話し、直接の援助でできる事があるか聞くのだ。地元の企業と働くこともできる。彼らのしている事やしようとしている事を見極め、それから災害援助で共に働き、当然、それをやりながら自由に証しする。あなたがたは今後、より小さな草の根組織と働くミニストリーを見いだすだろう。あなたがたはそこにも、支え、守ってくれる人を見いだすだろう。彼らはあなたがたのことを知り、感謝するだろう。マスコミの流れは変えられないかもしれないが、人々や地元当局にはあなたがたについて良く話すだろう。だから、まさにそこに焦点を定め、エネルギーの多くをそこに集中させなさい。
(ダッド:)そうだ、小さく考えよう! 小さな人々や草の根、あるいは神のことを考え、小さく考えよう! あなたがたは「Thank God」と言う。「Think God」とも言うといい。神がそこにおられるなら、神はそれをなされる! 神はほとんどいつも、小さな人々を通して物事をなされる。パンと魚を持っていたあの小さな男の子や、名もない漁師たち、名もないアンデレやマルタやマリアたちを通して働かれる。神が開いてほしいと思っている扉は、あなたがたが出会う小さな人たちを通して得られる。そこに現れる小さな機会、小さなアイディア、小さな必要を通してだ。一つずつ人生を変えていくことは、今も福音を伝え仕事を築く上で神の好まれる方法だ。わたしが一度言ったように、「貧しい者を顧みなさい。彼らはあなたが何者であろうと気にしない」。もちろん「何者であろうと」というのは、一般に知られているあなたのことだ。だがあなたがたは本当のところ、王の中の王の大使であり、キリストの花嫁であり、終わりの時のメッセンジャーだ。それがあなたがたの正体であり、それが召しだ。
あなたがたは祈りで山を動かせる。だから最も大いなる仕事の成就も、祈りと、主と主の小さな導きによるだろう。小さな鍵は大きな扉を開く。小さな蛇口が大量の水を流すようになる。小さな人たちがあなたがたの今後のミニストリーとなるだろう。小さな人たちと小さな事があなたがたのミニストリーとなるだろう。しかし、神がそこにおられれば小さなものも大きい。だから自分のミニストリーにしがみつき、小さな人たちにしがみつきなさい。個人伝道にしがみつきなさい。それがファミリーの強みだ。ファミリーは人々と直接に個人的にかかわる。それは大いなる成果であり、ここそこにある大組織と共に働くよりずっと大いなることだ。
ジョディ・ブラウンとアリー・マーティン、アガペー・プレス
ニューオリンズにいるキリスト教関係の指導者二人が、ハリケーン・カトリーナの爪あとの中にも神の憐れみが見られると証言している。一人は、神の憐れみがなかったなら死者の数はもっと増えていたと言う。もう一人は、この町の罪悪を一掃するために神はこれを使われたのだろうと言う。
チャック・ケリーさんは、ニューオリンズ・バプティスト・セオロジカル・セミナリーの所長だ。施設は市東部のシャルメット、ポンチャトレーン湖の南部湖畔にある。バプティスト・プレスは、ニューオリンズ一帯を襲ったハリケーン・カトリーナの猛威によって、ケリーさんは家を失い、所有物も大半が失われたと報じている。しかし所長はここに神の御手を見ることができると言っている。
バプティスト・プレスのインタビューに答えて、ケリーさんはこう言う。「[ニューオリンズが]直撃を受けていたらどうなっていたか考えてみましょう。堤防が崩れたのは、嵐が去り、風が止み、救助隊が出動できる状態になってからでした。」 ハリケーンの最中に崩れていたら、「何千という膨大な人たち」が犠牲となっただろうと彼は言う。
ニューオリンズとその周辺地域の被害について、ケリーさんはこう言う。「全く悲惨な状態です。私たちはその全体像が分からない。でも、神の憐れみがあった証拠は見られます。神は、ニューオリンズと[セミナリー]を含む、全世界をその手に持っておられるという事実に私たちは喜びを感じます。」
ビル・シャンクス師は、ニューオリンズ・ニューコベナント・フェローシップの牧師だが、彼もまたカトリーナ災害の跡に神の憐れみの形跡を見る。ただし、角度は異る。
シャンクス師はハリケーンがこの市でまん延していた罪をぬぐい去ったと言う。師は、地元中絶クリニックや例年のマルディ・グラ(カーニバル)や「南部の退廃祭」と知られている市が主催して行う6日間に渡る「ゲイ・プライド」イベントで今週行われる予定だったものなどに対し、ニューオリンズのクリスチャンたちはもっと強く反対しなければ神の裁きを感じることになると、長い間警告していた。
シャンクス師いわく、「ニューオリンズは今や中絶はやり放題です。マルディ・グラも自由。南部の退廃もソドマイトも魔術師や偽宗教も野放しです。ここは、今ではそういったもの全てに開放されています。私は信じます。神は本当に憐れみを持って、それら全てのものをぬぐい去ったのです。私たちは再びゼロから始めるのです。」[注:ニューオリンズとその周辺地域ではブードゥー教がまん延している。実際、ニューオリンズ市は「アメリカにおけるブードゥー教の本拠地」として知られている。またニューオリンズはアメリカでも最も暴力事件の多い市でもある。もう一つの記事にはこうあります:[ニューオリンズ市は50万人強の人口がある。今年の殺人事件の被害者は300人となる見込みで、そのほとんどが数えるほどしかない黒人密集地域で起きている。警察の話では、加害者は普通、実行後数日内に復讐で撃たれてしまうそうだ。]
ジョージ・フライドマン、The Stratfor Report
アメリカの政治機構はフィラデルフィアにある。だが、アレゲーニー山脈からロッキー山脈に広がる広大な農地を土台として、アメリカは国家を築いた。この農産物が、アメリカの産業を支える富を生み出している。
しかし、この行程を軌道に乗せたのは並はずれた土地でも、農民でも、農場主でもなかった。むしろ、それは地の利だった。つまり、中西部を横切る流水系が素晴らしかった。船で余剰品を他の場所に運べたのだ。全ての川がミシシッピ川に集まる。それからミシシッピ川は一つの市、つまりニューオリンズとその周辺地域にある港へと続く。上流からの船荷はニューオリンズで荷揚げされ、そこで保管、販売され遠洋航行船に荷積みされる。[ハリケーンが来る]まで、ニューオリンズは色々な面でアメリカ経済の要所だった。
冷戦の間、ぞっとするような話が議論されていた。もしソ連が大きな核爆弾で一つの市を破壊させることができるとしたらどこを選ぶか? 答は明快だった。ニューオリンズである。ミシシッピ川の水運が断たれれば、経済はその土台から崩れることになる。製造業の原料となる鉱産物は入手できないし、農産品の余剰も流通しなくなる。代替輸送路は実際存在しない。
自然によるニューオリンズの破壊は核攻撃に匹敵するものだった。ハリケーン・カトリーナの地政学的影響は、キノコ雲によるそれと多くの意味で大差ないのだ。アメリカの表玄関は閉ざされた。石油化学工業が危機に瀕している。ニューオリンズ南部のミシシッピ川の航行可能性も疑問符がつく。市として、また港湾施設としてのニューオリンズは消滅し、その復興が可能かどうかも分からないままだ。
南部ルイジアナの港は、船舶総トン数でアメリカ最大、世界でも5番目の港湾である。1年間に5,200万トン以上を輸出する。そのうち半分以上がコーンや大豆などの農産物である。アメリカの農産物の大部分がこの港から出て行く。一方およそ1,700万トンの積荷がこの港を経由して入ってくる。原油だけではなく、化学薬品、肥料、石炭、コンクリートなどである。
簡単に考えるなら、ニューオリンズの湾岸施設は、莫大な農業製品が全世界に出て行き、莫大な工業製品が入ってくる所ということになる。世界大の食品流通回路はここを起点とする。それはアメリカの産業経路についても言える。これらの施設がなくなれば、商品の値段が上がるだけでは済むまい。世界経済の構造そのものを作り替えなくてはならないということになるだろう。鉄鋼が川を上がってこなければアメリカの自動車産業がどうなるか考えてみなさい。また、アメリカのコーンや大豆が市場に出回らなくなった時、世界的食品供給路にどのような異変が起きるかを。
問題は、他に適当な搬出経路がないという点だ。大河を使った水運はコストが安い。また私たちが取り上げている製品は重さあたりの価格が低い製品である。アメリカ輸送体系は、これらの製品はニューオリンズを経由して船で行われるものであることを前提にできている。船に積まれ、また船から降ろされると。アメリカ中の港がなければ、トラックや鉄道だけではこれらのものすごい量を長距離運ぶだけの能力はない。それでもしばらくは経済は何とか持つだろうと思うかもしれないが、そんなことはない。
マスコミはルイジアナ州とミシシッピ州の石油産業を主に取り上げる。決してささいな論点ではないが、ある意味で、輸送面からの問題に比べれば小さな問題だ。まず、ルイジアナ州は、主に湾岸地帯でアメリカ産原油の15%を産出する。その地域の精製所はアメリカの生産基盤の最重要施設である。それらの施設が全て失われれば、世界中の原油価格が異常に高騰する。しかし、川が航行不能となったり、港湾施設がもはや機能していないということであれば、経済全体に対して、かなり深刻な影響を及ぼすだろう。ある意味で、原油ならばまだ融通がきく。が、それ以外の製品の輸送ということになるとそうはいかない。
しかし、現況が伝わるにつれ明るい面も明らかになってきた。石油採掘施設の状態は不明なところがあり、海面下がどうなっているかは見当がつかないが、水面上について言えば、損害は微少とは言えなくても修復可能な状態だ。
川の状態も予想以上に良かった。港湾施設については、多くの箇所が確かに被害を受け、幾つか壊滅状態のものあるが、まだしっかりと存在している。川を使った水運ルートはまだ失われていない。
被害の多くは、ニューオリンズ市と周辺の住宅地にある。住人は避難し、労働力がいなくなった。他の災害と違い、労働力はこの地域に戻ってこれない。住む場所がないからだ。ニューオリンズは消滅したかかなりな被害を受けたので、今後長い期間、住める状態にはならないだろう。
というわけでこの意味で、ニューオリンズで核兵器が爆発したようなものだと言える。ニューオリンズとその周辺一帯は復興可能かどうかを考える所までさえいかない状態だ。いずれ復興するだろう。しかし、それには外部からの本腰を入れた相当な資金投入がないとだめである。
住民の移出がニューオリンズの直面する最大の危機である。これは国家的危機である。合衆国最大の港はそれを取り囲む市の存在なくしては機能しえないからだ。ゴーストタウンでは港湾での労働および事業は興らない。しかし、ニューオリンズはゴーストタウン化している。
カトリーナは港を消し去った。施設は残ったが、その地域一帯を無人化させ、住居不能に至らしめた可能性を残していった。つまり、ミシシッピ川が航行可能であるとしても、河口の港がなければ、ミシシッピ川のこれまでの有用性はがた落ちする。こういった事が原因で、合衆国は最大の港湾施設を失ったばかりではなく、川を使った水運システムが使用不能になった。これはアメリカ全土の輸送体系の根幹をなすものである。幾らか代替手段もあるだろう。しかしそのどれをとっても、根本的解決に至らせるほどの輸送能力はない。